
GHP祭に引き続き、新橋特設会場で行われた【維新の蔵】が無事終了しました。
埼玉は新座にある引越業者(株)渡辺運輸さんの協力の下、引越時に出る家具を引き取り、実験的にリサイクル品として激安販売をしたのですが、やはり良いものはどんどん売れるんですね。
お陰様で経費をまかなえるくらいの売り上げが出ました。
ありがとうございました。
巷ではエコポイントの活用によるグリーン家電普及促進に向けたキャンペーンをしているようですが、そもそも私は「エコ」と言う言葉が商業主義的に使われ続けている現状を非常に危惧しています。
(私にとって人間と自然は共存が前提ですから、消費そのものを否定している訳ではありません)
せっかくの良心が消費されない為にも、エコと言う名のマーケット理論で誤魔化される社会システムには警鐘を鳴らす必要がある、と考えているのです。
青臭いことを言っているように聞こえるかもしれませんが、GHP祭や維新の蔵を現実に開催しただけでも、本を読んでいるだけでは感じることの出来なかった企業や行政側のエコ理論を感じることが出来、また他にも様々な事実を感じることが出来ました。

そもそも私がこの「維新の蔵」を始めたいと思ったきっかけも、写真のような不法投棄を見るうちに、「家電リサイクル法に問題があるんじゃないのか?」と思うようになったからでした。
例えば、まだまだ綺麗で使えるのに、家電リサイクル法の関係で処分に困って投棄されてしまう冷蔵庫や洗濯機について考えてみれば、リサイクル券を購入しての処分をするとなると、大体5000円から10000円くらいの費用がかかってしまいます。
運搬費や人件費などがかかるのですから、当然と言えば当然の金額かもしれませんが、誰もがその費用を浮かせたいと考えるのは致し方ないことです。
だからと言って「エコ家電を新品で買えば、引き取りも兼ねてくれるから云々。」と言うのは景気対策としての目先の効果はあっても、「エコ」と言う本来の言葉から外れる法律を作っておいて何を言ってるんだ?と思うんですよね。
あまりクローズアップされない事実ですが、その費用を浮かすことを前提に暗躍する闇業者がいることにメスを入れられない状況を無視し続けるのは「ゴミが減るじゃんプロジェクト」の精神からしても間違っていると思うし、それを含めて「RETHINK」する土壌作りが改めて大事だと思いました。
書き始めるといろんな想いが交錯するからか、少々とっちからかった内容になってしまいましたが、また改めてイベントに対するレポートも書きたいと思っています。
ひとまず今回もお陰様で沢山のことが勉強ができました。
ありがとうございます。
濱松 拝